・仕様
チップセット：Intel 430TX
CPU：MMX-Pentium 266MHz
HDD：4.3GB
メモリ：標準96MB、最大も96MB(EDO-RAM)
オンボード32MB ＋ 拡張スロット64MB
・やり方の概要
オンボードのメモリ（32MB）が邪魔して256MBのメモリを差す事ができない訳なので
オンボードメモリを撤去して、増設スロットのチャンネルに256MBのRAMを差して
認識するはずです。
・メモリ増設の実際(分解手順含む)
本体底の中央付近のネジを１本外すとキーボードが開けられるようになります。
キーボードを開けて、先にハードディスクを外してしまいます。
目に付くネジをひたすら取れば、液晶パネル＝＞パームレストの順で外せます。
CPUボードが外れました。
CPU基板を外した後です。
CPU基板の拡大です（ここでは関係ないですが．．．）
ようやくメインボードが外れました。
メインボード表側の拡大です。
裏返すと、写真右下にメモリが見えました。
メモリ部分の拡大です。
この写真は、以前CF-A77で64MBのオンボードメモリ撤去に成功したカッターでチップの足を切る方法です。
半田ごてを使わないのが利点ですが、勢い余って基板のパターンを切ったりしそうなのが難点です。
で、今回はこの方法はやらない事にしました。
で、こんなものを用意しました。
写真のように、リード線をチップの足と基板の間に通します。
写真のように、半田ごてを当てながらリード線を引っ張ると、チップの足が持ち上げられて基板から離れます。
片側が済んだら、ちょっと持ち上げてやると、もう片方の作業が楽です。
オンボードメモリを１枚撤去したところです。
オンボードメモリが全て撤去できました。
増設スロットに256MB（128Mbitチップ搭載）を差したところです。
メモリはマイクロンのものです。
BIOSでメモリ量を確認したところです。
はい、「拡張メモリー 255MB」と表示しました。 え？１MB足りない？ ビデオに取られてるんです！
Windows2000のシステムのプロパティでメモリ量を確認したところです。
アクセサリ−システムツール−システム情報でメモリ使用量を確認したところです。
170MB以上余っていますので、余裕ですね。
改造に要した時間は、１時間30分程度でした。やれやれ、目出度し目出度し \＾＾\