今回はPanasonicの企業向けノート、PRONOTE CF-L1(HR8S)というモデルです。
個人向けLet'snoteのCF-L1は
最高グレードでPentiumIII 500MHzですが、こちらはPentiumIII 700MHz と高性能です。チップセットは440MXです。
？千円のジャンクです。写真にするとパームレストの塗装の落ちが目立ちます。
いつものレッツノートでは、トラックボールマシンに比べて桁違いにHDD換装が手ごわいフラットパッド式の薄型ノートですが、このL1のHDDはバッテリーを外すついでに外れるという「え？こんな簡単でいいの？」という感じです。たまたまこのマシンはCMOS電池に不具合があったので、CMOS電池が外せるまでの分解を紹介します。
さて、分解ですが、まずはじめに底部の前半分を外します。ネジいらずで、両脇のラッチを外側に引いて手前に引き出します。
底部のフタ半分が外れました。そこにあるのは、上にバッテリー、中央にHDD、下にLANアダプタ(黒カバーの中)と増設メモリ(半透明シートの中)です。
バッテリーと、その奥(写真では左)のCDドライブを外します。
バッテリーとCDドライブが外れました。バッテリーの隣がHDDです。赤印のあたりが接続用コネクタになっています。HDDは埋め込むような形で装着されており、ネジは使われていません。
取り出して裏返したところです。真っ黒のグラファイトシートでくるんであります。手前右に見えるのがマザーボードに接続するコネクタで、HDDドライブのコネクタは向こう側にあります。
HDDを外した後のマウンターです。HDDを挿すコネクタの20番にキーがありませんが、間違って反対に挿すと、ずれてマウンターに収まらないので間違う事はないと思います。
HDDを外したところです。次に、赤印のネジを外してプラスチックの枠を外します。枠に囲まれた中には、LANアダプタとモデムの基盤(写真上：黒シートに隠れている)、増設メモリ(写真下)があります。
プラスチック枠を外しました。白いラベルが貼り付けてあるのがLANとモデムの基盤です。また、ここで、写真右赤印のキーボードからのフレキシブルケーブルをコネクタから外しておきます。
LANアダプタとモデムの基盤をコネクタ毎外したところです。
次に、キーボードを外しますが、その前にヒンジカバーを外します。L1ではヒンジカバーは左右がつながって一体物になっています。まず写真のように外側の上をマイナスドライバなどで上に引き上げ、そこから引っ掛かっているツメを外しながら、剥がすように外していきます。
ヒンジカバーが外れました。両サイドにスピーカーが見えます。
キーボードはヒンジ側から上に上げて引き抜きます。
キーボードを外したところです。写真のように、本体の穴を通して中の基盤に接続しているので、先にコネクタをはずすのを忘れない事と、ゆっくり引き出すのを注意します。
キーボードが完全に外れました。ここで、赤印のネジを外して、最後に残った底面を外します。
裏返して、残った写真左上の底面を外します。
最後の底面を外すと、ようやくCMOS電池が見えました。
今回は、結局CMOS電池のコネクタが外れていましたので、差し込んで無事復旧しました。
2005/04/25